2025年6月7日
テクニックと本質、その両輪を育む
現代のファイナンスプロフェッショナルに求められるものは、単なる技術だけではありません。今の時代を生き抜くには、「テクニック」と「本質」、この両輪をバランスよく鍛えることが重要だと私たちは考えています。
テクニックとは、言い換えれば“わかりやすい技術”。財務分析、モデリング、資格や称号といった「見えるスキル」がこれにあたります。まさに武器となるスキルであり、短期的な成果や評価につながりやすいものです。
しかし、それだけでは不十分です。もう一方の「本質」、つまり“何が本当に重要かを見極める力”こそが、長期的な信頼や成果の基盤をつくります。これは目に見えにくいスキル――たとえば、全体を見渡す大局観、倫理観、価値観、過去に学び未来へ活かす力、温故知新など。一見、テクニカルなスキルとは対極にあるように思えるかもしれませんが、実は根本のところで密接につながっています。
この本質的な力は、証明しづらく、時に生まれ持った感性に左右されがちですが、だからこそ時間をかけて育てる価値があります。自己理解や対話、コーチングなどによってじっくりと育まれていくその過程は、単なるスキルの習得を超えた「生き方」そのものに関わってきます。
BirdStarでは、資格取得やスキル強化といった“テクニック”の支援に加えて、この“本質”に触れる機会も大切にしています。両者は対立するものではなく、むしろ複雑に絡み合いながら、プロフェッショナルとしての総合的な信頼を形づくっていくものだからです。
私たちの提供するプログラムや対話の中で、ぜひその両輪のバランスと融合――そしてあなた自身の可能性の広がりを、感じ取っていただけたら嬉しく思います。
BirdStar